特定のユーザーにて、Outlook クライアントの起動時に何度もパスワードの入力を求められ接続することができない。
別端末の Outlook クライアントに該当のユーザーをアカウント設定しても同様の動作となる。
Outlook on the web や、iOS の標準メールアプリでは接続が可能。
下記で解決の可能性が高い
・オンライン修復
・アカウントのサインアウト(アカウントページからサインアウト)
・再インストール (レジストリも削除)
・プロファイルの再作成
※下記参照
□ 6. キャッシュファイルの削除を含むプロファイルの再作成
・
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□ 1. セキュリティ デフォルトの設定確認
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以下の Azure の設定をご確認いただき基本認証がブロックされていないかご確認いただきますようお願いいたします。
[セキュリティの既定値群の管理] が [はい] である場合、基本認証がブロックされておりますので、設定を変更し動作に変化があるかご確認ください。
1. 管理者にて Microsoft 365 管理センター (https://admin.microsoft.com/Adminportal) にアクセスします。
2. 画面左メニューより "管理センター" 配下にある [Azure Active Directory] をクリックします。
3. Azure Active Directory 管理センターに遷移しますため、画面左メニューより [Azure Active Directory] をクリックします。
4. "管理" 配下にある [プロパティ] をクリックします。
5. "Azure リソースのアクセス管理" 配下にある [セキュリティの既定値群の管理] をクリックします。
6. 画面右側の "セキュリティの既定値群の有効化" を [いいえ] に変更します。
7. [いいえ] に変更する理由について問われる可能性がございます。適宜チェックを入れ、[保存] をクリックします。
※ 設定の反映までにお時間を要する場合がございます。
なお、[セキュリティの既定値群の管理] が [はい] である場合の動作として、以下公開情報に詳細が記載されております。ご参考としていただけますと幸いです。
Title : セキュリティの既定値群とは
--- 抜粋 ---
レガシ認証をブロックする
ユーザーがクラウド アプリに簡単にアクセスできるように、Azure AD ではレガシ認証を含め、幅広い認証プロトコルがサポートされています。 "レガシ認証" は、以下のものによって行われる認証要求を指す用語です。
先進認証を使用していない古い Office クライアント (Office 2010 クライアントなど)。
IMAP、SMTP、POP3 などの古いメール プロトコルを使用しているクライアント。
--- 以上 ---
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□ 2. 該当ユーザーの多要素認証設定の確認
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1. 管理者アカウントで Office 365 ポータルサイトへサインインします。
2. [ホーム] 画面の右上に [新しい管理センター] の切り替えがある場合、スライドをオンとします。
※ 切り替え画面がない場合、次項へ進んでください
3. [ユーザー] の [アクティブなユーザー] をクリックします。
4. 該当アカウントをダブルクリックし、[多要素認証の管理] をクリックします。
5. 多要素認証の管理画面が起動しますので、該当アカウントの [MULTI-FACTOR AUTHENTICATION の状態] をご確認ください。
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□ 2. Windows Update ならびに Office の更新
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事象該当端末にて、ご利用の Office および Windows が最新の状態になっているかをご確認ください。
※ Outlook を Microsoft 365 でご利用いただく場合、最新の状態としていただくことを推奨しております。
<1. Windows Update>
自動更新が実施可能な場合は、以下の URL をご参照いただき更新プログラムの適用をお願いします。
Title: Windows Update: FAQ
URL: https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12373/windows-update-faq
※ Windows の OS 別に更新方法が記載されています。
<2. Microsoft 365 Apps for enterprise や Microsoft 365 Apps for business などのクイック実行バージョン>
以下の URL をご参照いただき Office の更新をお願いします。
Title: Office の更新プログラムをインストールする
URL: https://support.office.com/ja-jp/article/Office-8b-2ab296f3-7f03-43a2-8e50-46de917611c5
<3. Office 更新プログラム>
Windows Update での更新プログラムの適用が行えない場合は、以下のサイトをご参考に、Office の個別の更新プログラムの適用をお願いします。
Title: Windows インストーラー (MSI) を使用しているバージョンの Office の最新の更新プログラム
URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/officeupdates/office-updates-msi
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□ 3. 資格情報の削除
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Outlook を終了した状態にて Windows が保持する資格情報を一旦削除します。
その後、あらためて Outlook を起動後、表示される認証画面にてアカウント情報を入力し、資格情報を記憶させたのち、本事象が再現されるかご確認ください。
1. [スタート] - [コントロール パネル] をクリック
2. [ユーザー アカウント] - [資格情報マネージャー] をクリック
3. 該当の資格情報をクリックし、展開
4. 以下のキーワードが含まれる資格情報をすべて削除
- キーワード [outlook] が含まれる資格情報
- キーワード [office365] が含まれる資格情報
- キーワード [onmicrosoft.com] が含まれる資格情報
- キーワード [MicrosoftOffice1x ~ SSPI] が含まれる資格情報
- キーワード [ADAL] が含まれる資格情報
- キーワード [Autodiscover] が含まれる資格情報
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□ 4. ネットワークの IPv6 設定
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Windows のネットワーク設定として、IPv6 が有効化されている場合に、通信経路が想定されたフローとならず、類似の事象が発生する事例がございます。
以下の手順にて IPv6 の設定を無効化していただき、事象の改善が見られるかご確認ください。
1. [スタート] - [コントロールパネル] より [ネットワークと共有センター] - [アダプターの設定変更] をクリック
2. 現在、接続中のネットワークの [プロパティ] をクリック
3. [インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] のチェック ボックス を外す
4. [OK] をクリック
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□ 5. インターネットオプション設定変更
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[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] の項目の設定により、切断、遅延が発生する事例を確認しております。
以下の手順にて設定を無効化していただき、事象の改善が見られるかご確認ください。
1. Internet Explorer を起動
2. 画面右上の歯車アイコンより [インターネットオプション] をクリック
3. [接続] タブより、[ローカルエリアネットワーク (LAN) の設定] から [LAN の設定] をクリック
4. [プロキシサーバー] の [LAN にプロキシサーバーを使用する] をチェック
5. [ローカルアドレスにはプロキシサーバーは使用しない] をチェック
6. [OK] をクリック
7. [インターネットオプション] の画面が表示されますので [OK] をクリック
8. Internet Explorer を再起動
※ なお、上記をお試しいただき、事象が改善しない場合は、[ローカルアドレスにはプロキシサーバーは使用しない] のチェックを戻してください。
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□ 6. キャッシュファイルの削除を含むプロファイルの再作成
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プロファイルの再作成を行い、事象が改善されるかどうかをご確認ください。
※ クライアントで保持しているキャッシュの影響を排除するために、キャッシュファイルの削除を行います。
<1. キャッシュファイルの削除>
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックして [コントロール パネル] をクリック
2. 表示方法を [大きいアイコン] に変更し、[メール] をダブルクリックして開く
※ Outlook 2013 は [Mail (Microsoft Outlook 2013)] ,Outlook2016 は [Mail (Microsoft Outlook 2016)] です。
3. [メール設定] のウィンドウで、[データ ファイル] をクリック
4. [ファイルの場所を開く] をクリック
※ Windows 7 以降の環境にて、既定の設定でプロファイルを作成している場合、以下が該当のフォルダーです
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\
5. [新しいフォルダー] をクリックし、任意の名称のフォルダーを作成
6. 項番 5 で作成したフォルダーに、表示されているファイルとフォルダーをすべてドラッグ&ドロップで移動
※ 全部移動すると、作成したフォルダーのみ残った状態になります。
7. [アカウント設定] ウィンドウを [閉じる] をクリック
<2. プロファイルの新規作成 (再作成) >
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックして [コントロール パネル] をクリック
2. 表示方法を [大きいアイコン] に変更し、[メール] をダブルクリックして開く
※ Outlook 2013 は [Mail (Microsoft Outlook 2013)] ,Outlook2016 は [Mail (Microsoft Outlook 2016)] です。
3. [メール設定] ダイアログ ボックスが表示されますので、[プロファイルの表示] をクリック
4. [Microsoft Outlook の起動時に使用するプロファイル] の項目の [使用するプロファイルを選択する] を選択
5. [OK] をクリック
6. Outlook クライアントを起動
7. [プロファイルの選択] ダイアログで、[作成] をクリック
8. [プロファイル名] ボックスに、任意のプロファイル名を入力し、[OK] をクリック
9. [アカウントの追加] ウィザードが表示されるため、画面にしたがって、電子メール アカウントの設定を行う
<3. 作成したプロファイルにて正常に同期されるかどうかを確認する操作>
1. Outlook クライアントを起動
2. [プロファイルの選択] 画面で、追加作成したプロファイル名を選択し、[OK] をクリック
3. [パスワード] を入力し、[OK] をクリック
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□ 7. Office 365 サーバー URL / IP レンジ
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Microsoft 365 にて利用する範囲についてネットワーク機器において最新の状態になっているか、ご確認ください。
また、URL、IP アドレスレンジが、ご利用のネットワーク機器 (ファイアウォール等) にて例外設定としてフィルタリング ルールが設定されているかご確認ください。
※ ご利用のネットワーク機器での設定状況の確認、変更の手順につきましては、ご利用の各機器のサポートにお問い合わせください。
Title : Office 365 URLs and IP address ranges
URL : https://docs.microsoft.com/en-us/office365/enterprise/urls-and-ip-address-ranges
※ 英語版が最新の情報です
Title : Office 365 の URL と IP アドレスの範囲
URL : https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/enterprise/urls-and-ip-address-ranges
※ 日本語機械翻訳版です
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□ 8. Microsoft Support and Recovery Assistant によるトラブルシューティング
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トラブルシューティングに有効なツール Microsoft Support and Recovery Assistant をご利用いただき、結果をご提供ください。
なお、本ツールは、Outlook クライアントの各種問題の解決や、要因の切り分けなどに有用です。
※ 本ツールは問題が発生している端末で実行する必要があります。
Title : Microsoft サポート/回復アシスタント ツールを使用した Outlook のスキャン方法
URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4098558
※ [SaRA のインストール] をご確認ください
Title: Microsoft サポート/回復アシスタントについて
URL: https://support.office.com/ja-jp/article/e90bb691-c2a7-4697-a94f-88836856c72f